主 催

計測自動制御学会中国支部

協 賛

電気学会中国支部,電子情報通信学会中国支部,情報処理学会中国支部,照明学会中国支部,日本機械学会中四国支部

期 日

2014年12月5日(金)

会 場

岡山国際交流センター〔〒700-0026 岡山県岡山市北区奉還町2丁目-1〕7階多目的ホール

交 通

JR岡山駅西口より徒歩約5分
http://www.opief.or.jp/oicenter/access.html

プログラム

13:30~13:40 開会挨拶
13:40~14:40
「数式処理ソフトウェアを利用したプロセス制御系の設計」
井上 昭(岡山大学名誉教授)
近年、コンピュータの発達により、記号を含んだままの数式を計算する数式処理ソフトウェアが実用的に利用可能となってきた。数式処理ソフトウェアを制御系設計に用いる事例も現れ、制御系をモデルからの直接設計や、制御系の性質を数式から導くことが可能となった。本講義では、まず、数式処理ソフトウェアの説明を行い、次に、数式で最適制御系などを求める場合に多項式連立代数方程式を解く必要があるが、そのためのグレブナー基底について解説を行う。続いて数式処理ソフトウェアを用いた制御系設計例を紹介し、最後に、プロセス制御系でよく用いられるモデル予測制御、最小分散制御の制御系設計に用いる手法を述べる。
14:40~15:40
「データ指向型プロセス制御系の設計」
山本 透(広島大学教授)
近年のコンピュータ技術の進展に伴い、大量のデータが短時間で処理できるようになってきた。特に、操業データの蓄積、処理、プログラムの構築などが比較的容易に行われ、制御性能を一層向上させるための取り組みが活発化してきている。この潮流は、制御系設計法の枠組みを少しずつ変化させてきており、最近、操業データを制御系設計に直接利用するデータ指向型制御系設計法が注目されている。データ指向型制御系設計法は、[1] 閉ループデータを用いた制御器の直接的設計法、[2] データベースを用いた制御器の設計法、[3]「制御性能評価」と「制御系設計」とを統合したパフォーマンス駆動型制御系の設計法 として、大きく3つの方法論に大別される。本講演では、上述の方法を概説するとともに、それぞれのプロセス制御系への応用例を紹介する。
15:40~16:40
「コンプレッサプラント運転プロファイルの最適設計」
柳井 法貴(三菱重工業株式会社 技術統括本部 広島研究所)
近年、プラントにおけるエネルギ削減や負荷変動に対する対応能力が益々重要となっており、最小エネルギ・最短時間などの最適性を根拠に、弁の選定・運転方法(運転プロファイル)等を設計するニーズが高まっている。本報では、プラントの動的挙動を模擬する物理モデルを時間離散化して静的な非線形計画問題に変換し、これに自動微分法と内点法を適用して動的な運転プロファイルを導出する動的最適化手法を、コンプレッサプラントを対象に、サージ領域の回避、配管各部の設計上の温度・圧力上限、相状態、など多数の制約を厳密に満足しながら起動時間を最短にする運転プロファイルを導出した事例について紹介する。
16:40~16:50 全体質疑応答

参加費

無 料

参加申込方法

ご氏名・ご所属・連絡先を記入し、下記のE-mailにてお申込みください. 期 限 11月28日(金)

問合せ先

岡山理科大学工学部電気電子システム学科  笠 展幸
電話(086)256-9521,FAX(086)255-3611
E-mail:kasa@ee.ous.ac.jp