本会論文集委員会では,このたび下記のテーマで特集号を発行すべく計画を進めております.本テーマに関連する論文およびショート・ペーパーを多数掲載できるよう期待しております.この機会に最新の研究成果を奮ってご投稿くださるようお願い申し上げます.

特集号タイトル

センシングの新たな潮流

論文集担当エディタ

田中 敏幸(慶應義塾大学)

ゲストエディタ

本谷 秀堅(名古屋工業大学)

アソシエイトエディタ

相沢 宏明(東洋大学),浮田 浩行(徳島大学),川喜田 佑介(電通大),来海 暁(大阪電通大),木本 晃(佐賀大), 佐藤 浩志(西部文理大学),椎名 達雄(千葉大学),林 敏行(産総研)

特集号趣旨

我々の社会は新たなセンシング技術が登場するたびに少しずつ変化を受けてきた歴史があります.センシング技術は「『モノ』の計測」,すなわち物理量を測ることから,「『コト』のセンシング」,すなわち状況や環境の検出や認識など,数値化しにくい対象をセンシングすることへと大きく展開しつつあります.またコンピュータやネットワークなどの情報基盤技術,あるいはMEMSや3Dプリンタなどの生産加工技術の急速な発展により,かつてはアイデアだけで画餅同然だったセンシング手法が次々に実現されたり,あるいは時の試練に耐えて生き残ってきた数々の古典的な計測法が洗練された形で再登場したりしています.そこで本特集号「センシングの新たな潮流」では,現在我々が直面する種々の問題の解決を目指す次世代のセンシング技術に関して,あるいは個々の現場におけるセンシング技術に関して,基礎的研究論文および開発的研究論文を幅広く募集します.以下に示すキーワードを参考に,計測・センシングに関する論文投稿をお待ちしております.
・計測理論の新たな展開
・各種の計測技術(非破壊検査,画像計測,温度計測,逆問題,力学量計測,位置計測,ネットワークセンシング,ソフトセンサなど)
・先端計測技術    ・知能化センシング
本特集は,2015年9月に開催されたセンシングフォーラム(計測部門大会)と連携しており,同講演会で発表された研究成果を中心としますが,特集の趣旨に合致する論文であれば,同講演会における発表論文に限定することなく広く投稿を受け付けます.なお,平成20年9月の投稿規程の改定により,本特集号は和文のみの受付となっております.

掲載号

52巻10号(2016年10月号)

投稿締切

2016年3月18日(金) 3月31日(木)(延長しました)

原稿送付先

http://www.editorialmanager.com/sicetr/にアクセスし, 「セッション」は「センシングフォーラム2015特集号:センシングの新たな潮流」,「分野」は「計測」を選んで投稿してください.
くわしくは, 計測自動制御学会論文集委員会ホームページをごらんください.

問合せ先

論文集委員会,または 慶應義塾大学 田中 敏幸
〒223-8522 横浜市港北区日吉3-14-1
慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科
電話/FAX:045-566-1603,E-mail:tanaka@appi.keio.ac.jp

なお,ご投稿いただいた論文,ショート・ペーパーは,通常の査読プロセスを経て採否が決定されます.また,やむをえず採録の決定に時間がかかり,特集号に掲載できなくなった場合は,通常号に掲載させていただきますので,ご了承ください.