ACからFESへ!

● SICE Festival with Annual Conference(SICE FES)へ

計測自動制御学会(SICE)では,従来から学会の主要な行事としてSICE Annual Conference(SICE AC)を開催しておりました.この度,それを一層広範に展開し,SICE Festival with Annual Conferenceとして開催することになりました.これはSICE ACを中心とした,まさに「学術的な祭典」を目指すものです.



まずは「場所」でしょう!

●高知からはじまる新しい試み!

今年のSICEの会場は,高知工科大学高知工科大学永国寺キャンパスです.このキャンパスは高知のど真ん中で立地条件は抜群です.また,高知といえば,科学の分野では寺田寅彦(物理学者),牧野富太郎(植物学者),政治の分野では坂本龍馬など(もっとたくさんおられます),様々な革新者ゆかりの地です.
もちろん,食べ物が美味しい.藁焼き鰹たたき,四万十天然うなぎ,うつぼ,皿鉢料理,土佐あかうし,ひろめ市場,日本酒などなど,昼も夜もお楽しみいただけます.さらに,観光地もたくさんあります.ご存知,桂浜をはじめ,高知城,牧野植物園(NHKらんまん),四万十沈下橋(映画竜とそばかすの姫)などなど!



そして「現在」でしょう!

●FESならではの面白企画が目白押し!
特別講演,表彰式,オーガナイズドセッション,勉強会など

*SICE FES 2024特別講演(8月29日 13:30-14:30)(高知県立県民文化ホール)

1.講演者:ヨビノリたくみ氏


2.タイトル:知っています,人類が.


3.概要:

最近はYouTubeShortsにて,物理学の未解決問題をネタにした「未知ネーター」という動画をよくアップしています.今回は逆に,ニュートン力学や電磁気学,熱力学,統計力学,あるいは相対性理論,量子力学などが生み出された背景やそれらの考え方などをお話しし.現段階で人類が知っていることについて考えてみます.


4.紹介:

大学生向けの数学や物理の授業動画をアップしている教育系YouTuber。チャンネル登録者数は114万人(2024年7月現在)で、令和5年度の文部科学大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)を受賞。受賞内容は「インターネット配信による革命的な科学の理解増進」
https://yobinori.jp/about.html


5.司会:大須賀公一


*SICEのメインイベント:学会賞などの表彰式(8月29日の午後,特別講演の後)

8月29日の午後には,特別講演に引き続き,SICEのメインイベントである学会賞などの表彰式があります.ここでは,計測自動制御学会の学会賞(功績賞,論文賞,技術賞,著述賞,新製品開発賞,教育貢献賞)に表彰式,フェロー称号,名誉会員証などの贈呈式を開催いたします.


*Annual Conference企画13件,Festival企画4件

Annual Conferenceでは現在13件(#AC1〜AC13),Festivalにおいては4つ(#FES1,#FES2,#FES3,#FES4) の興味深い企画があります.そのうち,#FES1,#FES2,#FES3,#FES4について紹介しましょう.


#FES1

1.SICE FES 2024のFES OS(8月28日(初日)10:40-12:10)(高知工科大学)
知の饗宴1:次世代の研究者が育ち,持続的に発展する研究と社会のあり方とは


2.オーガナイザー:株式会社LabBase 奥田悠太


3.概要:

学生や若手研究者が安心して研究に没頭できる環境づくり,産学間の有機的な資金や人の循環など,研究の持続的な発展には 数多くの課題があります.このセッションでは,研究に関わる各ステークホルダーの役割や取り組むべき課題について共に考える場を提供します.

4.司会:株式会社LabBase 奥田悠太


5.内容:

①話題提供:株式会社LabBase 板倉 朋宏,他調整中
②パネルディスカッション:大学研究者,企業研究者それぞれの立場を踏まえたパネルディスカッション

6.紹介:

板倉 朋宏 1979年,石川県生まれ.薬剤師,国家資格キャリアコンサルタント.幼少期に新薬で一命を取り留めたことから,薬学の道へ.徳島大学薬学部卒,同大学修士号取得後,製薬会社の研究職に就職.11年間の研究者生活を経て,人事部に異動.理系職種の採用担当として,約6年間で120名以上の修士・博士を採用.その後,立命館大学にて博士キャリア支援制度を新規立ち上げ.2年半で45名の博士学生を個別支援.会社に戻ったのちも副業として,全国の大学等でのキャリア講演を継続.さらにLabBaseの博士支援プロジェクトに参画し,次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)採択大学をはじめとした各大学での博士学生のキャリア支援を行っている.

#FES2

1.SICE FES 2024のFES OS(8月28日(水)の 14:50−17:05)(高知工科大学)
知の饗宴2:物理と数学を結ぶ計測と制御:Kitamorism
          ー単なる数学の応用と工学との違いをみつけようー


2.オーガナイザー:大須賀公一,足立修一


3.概要:

故北森俊行先生の思想になんらかの形で影響を受けた者たちがいる.その者たちはいずれも,Before北森(B.K.)ーAfter北森(A.K.)と言ってもいい程の大きな影響を受けている.ここではそれを「Kitamorism」と呼びたい.本セッションでは,彼らがどのようにKitamorismの影響を受けたかを共有し,これからの「計測と制御の学術(SICE)」が工学として向かうべき方向とあるべき姿を語り合う.

4.司会:大須賀公一,足立修一 


5.内容:

水先案内:新誠一
話題提供:足立修一,江木紀彦,大須賀公一,小河守正,田中ひろみ,橋本芳宏,本多敏,山本透(50音順)
鼎談の会:新誠一,延山英沢,瀬部昇


#FES3

1.SICE_FES_2024のFES_OS(8月29日(木)の10:20-12:05)(高知工科大学)
  知の饗宴3:制御理論の未来への橋渡し


2.オーガナイザー:岡宏一


3.概要:

制御理論界にはこれまで何度か大きなブームがありました.いまから30年ほど前にも,ロバスト制御,システム同定,非線形制御などにおいて相変化が起こりました.本セッションでは,その当時のホットトピックスを振り返り,そこからどのように現在に至り,これからどのような世界へと展開するのかをみんなで考えてみたいと思います.

4:司会:岡宏一


5.話者:

杉江俊治(ロバスト制御からモデリングまで),足立修一(システム同定に始まり,いまだにシステム同定),藤田政之(システム制御をアップデートする!),三平満司(非線形制御:特殊ケースと一般化のはざまで),大須賀公一(適応制御から陰陽制御へ)


#FES4

1.SICE_FES_2024のFES_OS(8月30日(金)の10:20-12:20)(高知工科大学)
  知の饗宴4:制御学を哲学してみる?


2.オーガナイザー:足立修一,大須賀公一


3.概要:

哲学は動詞である.常に自分で問題意識をもって自分で考える,ものごとの本質を掴むことが「哲学する」ことである.ここでは制御学を哲学してみよう!

4.司会:足立修一


5.内容:

①講演:岩内章太郎(豊橋技術科学大学)
「自然の数学化」と「生活世界のアプリオリ」―認識対象の本質学の観点から―
講演概要:ドイツの哲学者エトムント・フッサールは,近代物理学の本質を「自然の数学化」という概念で考えた.近代物理学こそが,自然の一切を数学的-客観的に規定しつく可能性を切り開いた,というのである.フッサールはこの功績を評価する一方で,「自然の数学化」に「生活世界のアプリオリ」を対置する.フッサールによれば,生活世界の本質を取り出すためには,数学とは異なる方法,すなわち「本質観取」が用いられなければならない.今回の講演では,竹田青嗣によって提起された「認識対象の本質学」の観点から,自然の客観性や生活世界の普遍性の本質について考えてみたい.
②対談:哲学者(岩内章太郎)×制御学者(大須賀公一)=何が生まれる?

6.紹介:

岩内章太郎 1987年,札幌生まれ.豊橋技術科学大学准教授.早稲田大学国際教養学部卒業,同大大学院国際コミュニケーション研究科博士後期課程修了.博士(国際コミュニケーション学).専門は現象学および現代実在論.著書に,『〈私〉を取り戻す哲学』(講談社現代新書),『〈普遍性〉をつくる哲学:「幸福」と「自由」をいかに守るか』(NHKブックス),『新しい哲学の教科書:現代実在論入門』(講談社選書メチエ),『現象学とは何か:哲学と学問を刷新する』(共著・河出書房新社),『交域する哲学』(共著・月曜社)など.

*「制御工学勉強会」の現地イベント(8月28日の夕方~)

8月28日の夕方から夜にかけて,「制御工学勉強会」を現地とオンラインでハイブリッド開催します.制御工学勉強会は,有志によって運営されている,「気軽で楽しくタメになる」オンライン勉強会です.
制御工学勉強会(外部ページ)
主催:制御工学勉強会
共催:SICE制御部門 実学界で踊る現場制御理論調査研究会



● ホンダ自動運転電動モビリティ CiKoMa体験試乗(8月30日~31日)

本田技術研究所とWing-AI Labが茨城県常総市で一般向け自動走行技術実証実験を行っている協調人工知能を搭載したマイクロモビリティ「CiKoMa(サイコマ)」の試乗体験イベントを行います.SICE FES講演会参加者用に8/30の午前と午後に永国寺キャンパスからバスツアーを実施します.

日時:8月30日(金)
午前の部 10:30~11:20 (バス9:40永国寺キャンパス出発,12:10永国寺キャンパス到着)
午前の部 13:40~14:30 (バス12:50永国寺キャンパス出発,15:20永国寺キャンパス到着)

場所:高知工科大学香美キャンパス(高知県香美市土佐山田町宮ノ口185)

定員:午前の部,午後の部で各18名(SICE FES 参加登録者のみ)

参加費:無料

参加予約サイト (SICE FES参加登録者のみ)

SICE FES参加登録者以外の一般の参加者については,上記とは別に8/30(金)と8/31(土)に体験試乗の時間を設けております.https://sicefes2024-honda.peatix.comにて申し込み下さい.

● (株)技研製作所 GIKEN RED HILL 1967見学ツアー

高知市に本社を構える技研製作所は,構造物の基礎・土を留める擁壁・水をせき止める止水壁などで必要となる杭打ちの工事に圧入技術の導入を進めています.RED HILL 1967は2023年に高知県香南市に開設された圧入技術の実物や展示からその優位性を伝える施設です.8/30にこの施設の見学バスツアーを実施します.

日時:8月29日(木)14:30~16:00
(13:30永国寺キャンパス出発,17時高知駅,永国寺キャンパス,懇親会会場着)
※ 学会の表彰式の時間と重なっておりますので,表彰対象の方の参加はご遠慮ください.

参加費:無料(SICE FES参加登録者のみ)

参加申し込みサイト



● 企業展示ランチョンセミナー

講演会期間中にA109にて昼休みにランチョンセミナーを予定しております.

8/28(水)12:20~13:05 (株)本田技術研究所

8/29(木)12:15~13:00 dSPACE Japan(株)

8/30(金)12:30~13:15 アズビル(株)

全てのセミナーは学生のリクルートを主な目的として開催されます.参加者にはお弁当を配布します.対象は参加登録者のみで,参加料は無料です.以下のURLからお申し込みはいただけます.

8/28(水) (株)本田技術研究所

8/29(木) dSPACE Japan(株)

8/30(金) アズビル(株)



さらに「未来」でしょう!

未来のSICE人を育てる楽しい企画が予定されています.

● Girls in Control 2024夏「女の子のためのプログラミング教室」
(8月28日 10:30〜12:00)

制御工学の概念を10〜15歳の女子に紹介するワークショップです.「おにごっこ」という身近なテーマを題材に制御の役割と面白さを理解してもらい,実際にScratchというプログラミング言語を使用して体験しながら理解を深めます.
主催:IFAC Foundation,(一社)自動制御協議会
共催:制御工学教員協議会, (公社)計測自動制御学会
後援:IEEE Japan Council
【対象】小学5年〜中学3年の女の子
【定員】20名(先着順)
【参加申込はこちら】(外部ページ)

● SICE ジュニア「micro:bitで楽しく学ぶロボットプログラミング」
(8月28日 13:30〜16:00)

小中学生に,「計測と制御」の考え方をロボットプログラミングを通して 紹介するワークショップです.micro:bitという,LEDやボタンスイッチ,光センサーなどがあらかじめ搭載された小型のマイコンボードを利用して,計測と制御のプログラミングを学びます.そして,最終的には自律移動ロボットの制御に挑戦します.
主催:SICE Diversity and Inclusion Activity,(一社)みんなの制御塾
【対象】小学5年生〜中学3年生
【定員】15名(先着順)
【参加申込はこちら】(外部ページ)



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