主 催・企 画

計測自動制御学会 制御部門

協 賛

システム制御情報学会,自動車技術会,人工知能学会,スケジューリング学会,精密工学会,電気学会,電子情報通信学会,土木学会,日本音響学会,日本応用数理学会,日本機械学会,日本建築学会,日本航空宇宙学会,日本鉄鋼協会,日本電気計測器工業会,日本知能情報ファジィ学会,日本フルードパワーシステム学会,日本リモートセンシング学会,日本ロボット学会,バイオメカニズム学会,ヒューマンインタフェース学会,プロセス計装制御技術協会,計装研究会(依頼中を含む)

詳細URL

http://www.sice-ctrl.jp/jp/wiki/wiki.cgi/c/semi?page=design2016

セミナー内容

制御系を設計しようとする場合,数多あるモデリング・制御方法の中で如何なるものが制御対象にとって適当であるか,その判断が設計者に求められます.ところが,制御工学の修学においては,分類されたテーマを複数の書籍や大学の講義を通して個別に学ばざるを得ないのが実情であり,各々の特徴を整理し制御工学全体を系統的に捉えておくことは容易なことではありません.
本セミナーでは,システム同定/状態推定・古典/現代/ロバスト制御について,理論的な詳細には深入りしすぎずに各方法の本質を広く理解することを通して,その全体像を把握することを目的にします.講師の先生には,システム同定・制御系設計に関する著書やセミナー講師の経験を豊富におもちである2人の先生方をお迎えし,モデリングから制御系設計までを系統的にわかりやすく講義していただく予定です.

期 日

2016年12月5日(月),6日(火)

会 場

電気通信大学付属図書館(東3号館)マルチメディアホール(301号室)
〔東京都調布市調布ヶ丘1-5-1〕
キャンパスへのアクセス:京王線調布駅下車北口より徒歩5分

講 師

足立 修一 君(慶應義塾大学),平田 光男 君(宇都宮大学)

講義内容

12月5日(月)(第1日目)9:30~12:30,13:30~16:30
モデリング編:制御対象のモデリング(足立)
概要:モデルベースト制御系設計の第一段階は,制御対象の「モデリング」です.このモデリングの出来不出来が最終的な制御系の性能を決定するといっても過言ではありません.本講義では,モデリングの基礎について平易に解説します.まず,第一原理モデリングとシステム同定の考え方を紹介し,実験データからモデリングを行うシステム同定について詳しく説明します.最後に,モデルを用いた状態推定法であるオブザーバとカルマンフィルタについて簡単に紹介します.
12月6日(火)(第2日目)9:30~12:30,13:30~16:30
制御系設計編:制御系設計~古典・現代からロバスト制御まで~(平田)
概要:モデルベースト制御系設計を成功させるには,古典制御及び現代制御はもちろんのこと,ロバスト制御の考え方も重要となります.これらの制御法は,それぞれ独立しているわけではなく,互いに密接に関わっています.しかし,古典からロバストまでをまとめて系統的に学ぶ機会は多くありません.そこで,本セミナーでは,これらの制御法を1日で講義することを試みます.時間が限られていることから,内容を厳選し,各制御法の本質とそれらの間の関係が明確になることを重視した構成とします.

講師紹介

足立 修一(あだち しゅういち)君(正会員)
1986年慶應義塾大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士). 同年(株)東芝入社, 90年宇都宮大学工学部電気電子工学科助教授. 2002年同大学工学部電気電子工学科教授. 93~96年航空宇宙技術研究所客員研究官を兼務. 03~04年ケンブリッジ大学工学部客員研究員. 2006年慶應義塾大学理工学部物理情報工学科教授. 現在に至る.制御系設計のためのモデリング, 状態推定理論,システム同定理論とその応用に関する研究に従事.
平田 光男(ひらた みつお)君(正会員)
1993年千葉大学大学院工学研究科修了,1996年千葉大学大学院自然科学研究科修了.同年千葉大学工学部助手,2004宇都宮大学工学部助教授,2007年同准教授,2013年同教授,現在に至る.博士(工学).2002年~2003年カリフォルニア大学バークレイ校機械工学科客員研究員.ロバスト制御,ナノスケールサーボ制御,およびそれらの産業応用に関する研究に従事.

定 員

60名(定員になり次第,締め切ります.)

資 料(テキスト)

1日目の資料:足立修一 著「システム同定の基礎」東京電機大学出版局 (2009)
(セミナー参加者に限り,当日会場にて下記参加費とは別に2,333円(定価2割引)で販売)
2日目の資料:事前に電子媒体で配信し,当日はモノクロ冊子体で配布します.
参加費(消費税込み)

  正会員 学生会員 会員外 賛助会員枠
両日参加 20,000円 8,000円 40,000円 8,000円
第1日のみ参加 10,000円 4,000円 20,000円 4,000円
第2日のみ参加 10,000円 4,000円 20,000円 4,000円

賛助会員枠での参加は30名(受講者枠の半数)までであり,下記申込締切時においてこれを超過した場合には賛助会員口数や申込順等を考慮して受講者を決定させていただきます.賛助会員枠での受講の可否については,下記申込締切り後7日以内にメールにてお知らせいたします.賛助会員枠での受講に漏れた場合および期限を過ぎての申込の場合には,正会員と同じ取扱とさせていただきますが,詳細については本webページの更新情報および参加申込URLをご覧下さい.

申込締切

2016年11月21日(月)

申込方法

SICE部門行事申込ページ からお申し込みください.

問合せ先

(スパムメール防止のため@を [at] と記載しております.)
SICE 制御部門 事業委員会:
石崎孝幸(東京工業大学),E-mail: ishizaki [at] mei.titech.ac.jp
鈴木雅康(宇都宮大学),E-mail: ma-suzuki [at] cc.utsunomiya-u.ac.jp
勝  生水(ジャトコ(株)),E-mail: fuyuku_katsu [at] jatco.co.jp
学会事務局
部門協議会担当
電話(03)3292-0314,E-mail : bumon@sice.or.jp