計測自動制御学会中国支部 2025年度チュートリアル講演会 「人間機械システムの解析・推定・制御」
主 催
計測自動制御学会中国支部
共 催
電気学会中国支部,電気設備学会中国支部,照明学会中国支部,電子情報通信学会中国支部,
映像情報メディア学会中国支部,情報処理学会中国支部(予定)
期 日
2025年12月2日(火)13:00~15:20
会 場
広島大学 東広島キャンパス フェニックス国際センター(ミライクリエ)大会議室
広島県東広島市鏡山一丁目4番5号
交 通
JR西条駅からバスでお越しの場合,西条駅前バス停(広島大学方面:3番乗り場)で乗車,
バス停「大学会館前」で下車。
形 式
対面とオンライン(同時双方向)によるハイブリッド
プログラム
13:00~13:10 開会挨拶
13:10~13:50
「筋線維から神経線維へ 人と機械のマッチングと感性フィードバック制御~内閣府 広島大学 デジタルものづくり教育研究センター スマート空調プロジェクト~」
西川 一男(広島大学デジタルものづくり教育研究センター スマート空調プロジェクト 特任教授 兼 マツダ株式会社 技術研究所 首席研究員)
電気自動車の走行や空調等は全てバッテリーの電気を使う。空調の省エネと快適性の両立が大きな課題であり,両立できる高度な技術が必要である。鍵となる技術は「人の温冷感のものさし」で,使った身体のエネルギー量を明らかにして感性フィードバック制御によるパーソナル空調を目指している。本講演では,人の筋線維~感性の可視化~神経線維と,機械(車・空調)システムのマッチングの視点で社会実装に向けた取り組みを紹介する。
13:50~14:30
「不確実性を考慮した生体信号認識:実用的インタフェースへの展開」
古居 彬(広島大学 先進理工系科学研究科 准教授)
生体信号からヒトの動作や状態を認識することで,機器やシステムを直感的に操作する新しいインタフェースが実現できる。しかし,ユーザ間の個人差や経時的な信号パターンの変化,生理学的不確実性といった生体信号特有の課題が実用化を阻んでいる。本講演では,確率モデリングと機械学習・深層学習を活用し,不確実性を明示的に扱うことで頑健な認識を実現する技術について,具体的な研究事例を交えて紹介する。
14:30~15:10
「産業機器の制御から人の感性に着目した制御系の構築へ」
木下 拓矢(広島大学 先進理工系科学研究科 准教授)
産業界には多くの非線形系や時変系が存在し,これらの制御パラメータ算出には数式モデルが必要となるが,非線形系・時変系のモデル化は困難である。データベース駆動型制御法は,モデル化不要で操業データから直接制御パラメータを算出可能な手法である。一方,人が介在する機器も非線形系・時変系と考えられ,適切な稼働のためには人のモデル化が重要だが,これは一般的に困難である。本発表では,この課題解決のためにデータベース駆動型制御の考えを応用した感性フィードバック制御法を紹介する。
15:10~15:20 閉会挨拶
参加費
無 料
申込先
計測自動制御学会中国支部 2025年度チュートリアル講演会参加申し込みフォーム
※参加方法の欄で「オンライン」にチェックを入れられた方へ,後日,Teamsの会議用URLの記載された電子メールをお送りします.
申込締切
2025年11月26日(水)
問合せ先
広島大学 先進理工系科学研究科
和田 信敬 E-mail: nwada@hiroshima-u.ac.jp