研究・開発・教育啓蒙・管理運営その他の活動を通じて,本会の関与する分野の学問技術の発展に顕著な功績のあった会員を顕彰するために設けられた「フェロー制度」による第30回のフェローが決定し,9月21日,金沢大学角間キャンパス自然科学本館レクチャーホール(SICE2017会場)において,河村 隆君,木口量夫君,児島 晃君,山本 透君,山本元司君,横小路泰義君の6君に称号が授与された.

かわむら たかし
河 村 隆 君 (正会員)
空中移動などの移動ロボットの計測・制御・メカニズムに関して豊富な研究実績がある.また,乳児の哺乳行動と搾乳に関する研究,福祉/リハビリ・トレーニング機器やページめくり機(ロボット大賞受賞)の開発など,社会的に重要な課題を扱った研究開発を多数実施し,システム統合の研究開発において高い評価を得ている.SICEではSI部門幹事,常務理事,SICE中部支部運営委員,事業委員長などを務め,学会運営において多大な貢献をしてきた.また,SICE主催・共催の会議やシンポジウムで中心的な役割を果たしている.
略 歴
1987年 3月 電気通信大学電気通信学部機械工学科卒業
1989年 3月 電気通信大学大学院修士課程修了
1992年 3月 電気通信大学大学院後期博士課程単位修得退学
1992年 9月 博士(工学)(電気通信大学大学院)
1992年 4月 信州大学助手(繊維学部)
1993年11月 信州大学講師(繊維学部)
1996年 3月 文部省在外研究員イリノイ大学シカゴ校(~8月)
2003年 4月 信州大学助教授(繊維学部)(平成19年より准教授)
2005年 4月 信州大学総合工学系研究科博士課程担当
2012年 4月 信州大学大学院総合工学系研究科准教授
2014年 4月 信州大学学術研究院准教授(繊維学系(総合工学系))
本会関係
2006年 1月 計測自動制御学会システムインテグレーション部門幹事(~2008年 1月)
2013~14年度 SICE学会賞委員会委員
2014年 2月 計測自動制御学会 常務理事(~2016年2月),代議員(~2018年2月)
2014年 4月 ロボティクスシンポジア運営委員長(~現在)
2015年 1月 計測自動制御学会 支部協議会議長(~2016年1月)
2015年度 SICE SI部門 表彰委員,FA財団論文賞選考委員会委員
2015,16年 SICE中部支部シンポジウム実行委員長
2015~17年 SICE中部支部運営委員,事業委員長(2016年)
2017年 1月~現在 SICEシステムインテグレーション部門自動化システム部会主査

きぐち かずお
木 口 量 夫 君 (正会員)
医療・福祉ロボットの研究において,先導的な役割を果たし,多くの研究実績がある.また,SICEとIEEEが主催する国際会議の実行委員長やSI部門主催の講演会のプログラム委員長を務める等の実績もある上,SICEの代議員,部門内の部会主査や支部の評議員等を務めており,管理運営に対する貢献も大きい.さらに,論文集編集委員を務め,現在は英文誌のエディタを務めている.また,SICEの学術講演会において多くの発表実績があり,「計測と制御」での解説記事の執筆実績もある.
略 歴
1986年 3月 新潟大学工学部機械工学科卒業
1986年 4月~89年1月 マツダ(株)
1989年 2月~91年10月 MHIエアロスペースシステムズ(株)
1993年12月 カナダUniversity of Ottawa大学院機械工学専攻修了
1994年 4月 新潟工業短期大学助手
1996年 4月 新潟工業短期大学講師
1997年 3月 名古屋大学大学院工学研究科機械情報システム工学専攻から博士(工学)取得
1999年 4月 佐賀大学大学院工学系研究科助教授
2003年10月 佐賀大学大学院工学系研究科教授
2012年 4月 九州大学大学院工学研究院機械工学部門教授 現在に至る
本会関係
2003~04年度 九州支部会計幹事
2003~04年度 先端融合部門幹事
2003~07年度 先端融合部門次世代医療福祉システム研究調査会主査
2004~05年度 論文集編集委員
2005~07年度 九州支部評議員
2008~09年度 SI部門医工融合システム部会副主査
2010~11年度 SI部門医工融合システム部会主査
2012年度 SII2012実行委員長
2012年度 SI2012プログラム委員長
2014~15年度 SI部門医工融合システム部会主査
2014~16年度 JCMSIアソシエイトエディタ
2014~16年度 代議員

こじま あきら
児 島 晃 君 (正会員)
予見制御,モデル予測制御など予測情報に着目した制御論の開発に従事し,むだ時間・予見制御系のロバスト制御法,連続時間モデル予測制御系の設計法などを明らかにした.これらの成果は本会論文集に多数報告され,論文賞5件,著述賞1件,制御部門パイオニア賞の受賞実績がある.学会活動においては,制御部門を中心に,制御理論部会主査,同部門事業委員長,広報委員長などを歴任し,部門大会・シンポジウム・講習会など部門の活性化に取り組んだ.本会においては,理事・国際委員会委員長として,海外学会との連携と国際化に貢献した.
略 歴
1991年3月 早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程修了(電気工学専攻),工学博士(早稲田大学)
1991年4月 東京都立科学技術大学講師(電子システム工学科)
1997年4月 東京都立科学技術大学助教授(電子システム工学科)
2000年7月 スイス連邦工科大学客員研究員(~2001年3月)
2005年4月 首都大学東京教授(システムデザイン研究科) 現在に至る
本会関係
1993~94年度 SICE学術講演会(SICE 1994)論文委員・実行委員
1995~96年度 制御理論部会幹事
1997~98年度 論文集委員会幹事
2001~02年度 会誌編集委員会委員
2002~03年度 制御理論部会委員
2006~07年度 制御部門広報委員会 副委員長・委員長
2008~10年度 制御部門事業委員会 委員・副委員長・委員長
2010~11年度 制御理論部会 副主査・主査
2012~13年度 理事・常務理事
2012~13年度 国際委員会 副委員長・委員長
2013年度 Annual Conference 委員会 副委員長
2014~15年度 SICE Annual Conference 2015 組織委員,Registration Chair

やまもと とおる
山 本 透 君 (正会員)
データ指向型制御に関する研究,とりわけデータベース駆動型制御系やパフォーマンス駆動型制御系の設計に卓越した研究業績を残している.一方で,高機能PID制御技術の実用化に尽力し,複数の産業システムに実装した開発業績を有している.これらの実績に対し本会技術賞など,多くの学会賞を受賞しており,その研究成果は高く評価されている.さらに,関連した教育啓発活動や管理運営活動により,本会の活性化に大きく寄与した.
略 歴
1984年 3月 徳島大学工学部情報工学科卒業
1987年 3月 徳島大学大学院工学研究科修士課程情報工学専攻修了
1987年 4月 高松工業高等専門学校助手
1988年 4月 高松工業高等専門学校講師
1990年 5月~1991年2月 文部省内地研究員(東京大学)
1992年 4月 大阪大学助手
1994年 3月 大阪大学博士(工学)学位取得
1994年 4月 岡山県立大学助教授
1999年10月 広島大学助教授
2005年 4月 広島大学教授
2005年 7月 ADAPTEX(株)(広島大学発ベンチャー企業)取締役
2006年 3月~9月 日本学術振興会特定国派遣研究員(カナダ・アルバータ大学)
2017年 4月 広島大学学術院電気電子・システム工学ユニット教授
本会関係
1998年~99年 中国支部評議員
2001年~03年 論文集委員会委員
2005年~06年 中国支部評議員
2007年~08年 会誌編集委員会委員
2009年~10年 産業における適応学習制御調査研究会(制御部門)主査
2011年~12年 常務理事(支部協議会担当)
(2011年 支部協議会副議長,2012年 支部協議会議長)
2012年~14年 JCMSI Associate Editor
2013年~16年 代議員

やまもと もとじ
山 本 元 司 君 (正会員)
ロボット工学,特に,パラレルワイヤロボットに関する研究に関し,新規機構,設計手法,解析手法において先駆的かつ顕著な業績を上げてきた.また,ロボカップサッカーロボット,NHK大学ロボットコンテスト,ヒューマノイドロボットコンテストなど研究教育コンテストロボット分野でそれらの設立当初より運営に多大な貢献をしてきた.本会の九州支部幹事,ロボティクスシンポジアプログラム委員長,SICEシステムインテグレーション部門講演会実行委員長などにおいて本会の運営や支部の活性化に尽力してきた.
略 歴
1985年 3月 九州大学工学部動力機械工学科卒業
1987年 3月 九州大学大学院工学研究科動力機械工学専攻修士課程修了
1990年 3月 九州大学大学院工学研究科生産機械工学専攻博士後期課程修了 工学博士
1990年 4月 九州大学工学部講師
1992年 4月 九州大学工学部助教授
2005年11月 九州大学大学院工学研究院教授
本会関係
1991年度 九州支部庶務幹事    
2003年度 九州支部事業副委員長
2006年度 第11回ロボティクスシンポジアプログラム委員長
2012年度 第17回ロボティクスシンポジアプログラム委員長
2012年度 SI講演会実行委員長
2012年度 SII講演会副実行委員長

よここうじ やすよし
横小路 泰 義 君 (正会員)
日本のロボット工学,特にテレオペレーションやバーチャルリアリティの分野の研究において先駆的な役割を果たし,いくつかの顕著な研究成果を上げており世界的にも認められている.その成果のいくつかは,本会の論文集等で発表されている.また,講演会等やロボットコンテストを通しての教育啓発活動も行っている.学会運営では,特にシステムインテグレーション部門において,部門の活動と運営に貢献しており,2013年にはSI部門講演会の実行委員長を務めたことに加え,OS企画などで部門講演会には継続的に貢献をしている.また本会関連以外でも,さまざまな活動を通してロボット工学の発展に多大な貢献をしている.
略 歴
1984年 3月 京都大学工学部精密工学科卒業
1986年 3月 京都大学大学院工学研究科精密工学専攻修士課程修了
1988年 3月 京都大学大学院工学研究科精密工学専攻博士後期課程中途退学
1988年 4月 京都大学工学部附属オートメーション研究施設助手
1989年 5月 京都大学工学部応用システム科学教室助手
1992年 1月 京都大学工学部機械工学教室助教授
2005年 4月 京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻助教授
2007年 4月 京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻准教授
2009年11月 神戸大学大学院工学研究科機械工学専攻教授
本会関係
1999~2000年度 関西支部庶務幹事
2001~02年度 SI部門VR工学部会副主査
2003~04年度 SI部門VR工学部会主査
2005年度 SI部門財務幹事
2006年度 SI部門財務委員長
2008年度~ SI部門講演会オーガナイズドセッション「循環産業創成を目指した自律型セル生産ロボットシステム」オーガナイザー
2013年度 SI部門学術講演会(SI2013)実行委員長
2012~14年度 SI部門運営委員
2014年度~ レスキューロボットコンテスト(本会共催)実行委員長
2015年度 第58回自動制御連合講演会実行委員長(担当幹事学会:システム制御情報学会)