研究・開発・教育啓蒙・管理運営その他の活動を通じて,本会の関与する分野の学問技術の発展に顕著な功績のあった会員を顕彰するために設けられた「フェロー制度」による第31回のフェローが決定し,9月12日,広島大学東千田未来創生センター(SICE 2019会場)において,石澤広昭君,倉爪 亮君,阪口 健君,谷川民生君の4君に称号が授与された.

いしざわ ひろあき
石澤 広昭 君(正会員)
分光計測の残留農薬非破壊迅速計測,繊維製品の組成鑑別への適用,レーザスペックルによる植物生育状態計測に関して実証的研究を展開した.さらに,ファイバブラッググレイティングセンサ(FBG)によるヒトのバイタルサイン計測について基盤技術開発や社会実装試験を進めている.これらの研究成果をSICE論文誌に発表するとともに,計測部門において,論文集編集やセンシングフォーラム開催に貢献するとともに,支部シンポジウム等を通じて計測自動制御分野の教育研究の質的向上を目指した.2010年度から理事として2年間会誌編集を担当した.

略 歴
1978年3月 東北大学理学部物理学科卒業
1980年3月 東北大学大学院理学研究科物理学専攻修了
1996年3月 信州大学大学院工学系研究科博士課程修了,博士(工学)
1980年4月 (株)島津製作所入社 第二科学計測事業部
1983年1月 (一般社団法人)長野県農村工業研究所入社 農業開発研究部
2002年4月 信州大学繊維学部助教授 繊維システム工学科
2000年10月~2014年3月 長野工業高等専門学校電子制御工学科非常勤講師(兼任)
2014年4月 信州大学先鋭領域融合研究群 国際ファイバー工学研究所スマートテキスタイル研究部門長 教授
2019年4月 同上国際ファイバー工学研究拠点 教授(改組)(現在に至る)

本会関係
2001~2002年度 中部支部評議員
2004~2005年度 論文集委員(計測部門)
2005~2006年度 中部支部幹事
2005~2006年度 信州地区計測制御研究委員会委員長
2006~2007年度 先端融合部門 調査研究会・バイオインフォメーションエクスチェンジ(BIX)研究会幹事
2007年度~現在 計測部門 先端電子計測部会委員
2009~2010年度 中部支部役員
2009年 理事(会誌担当)
2010年 常務理事(会誌担当)
2013年 第30回センシングフォーラム計測部門大会(8月)実行副委員長


くらづめ りょう
倉爪 亮 君(正会員)
群ロボット,ロボットビジョン,サービスロボットの研究において多くの研究実績があり,当該分野において先導的な役割を果たした.また,本会理事や部門運営委員,論文集委員会委員,和文論文誌エディタを務めるなど,本会の管理運営に対する貢献も大きい.さらに本会システムインテグレーション部門研究奨励賞やシステムインテグレーション部門学術業績賞などを多数受賞している.部門講演会や共催講演会において多くの発表実績があり,SICEおよびロボティクス,システムインテグレーション分野の発展に大きく貢献した.

略 歴
1989年3月 東京工業大学工学部機械物理工学科卒業
1991年3月 東京工業大学大学院理工学研究科機械物理工学専攻修了
1991年4月 株式会社富士通研究所入社
1995年1月 東京工業大学工学部助手
2000年10月 科学技術振興事業団博士研究員
2002年4月 九州大学大学院システム情報科学研究院助教授
2007年4月 九州大学大学院システム情報科学研究院教授
2016年4月~2018年3月 九州大学大学院システム情報科学研究院副研究院長

本会関係
2006~2007年度 論文誌委員会委員
2006~2007年度 SI部門運営委員
2013~2017年度 論文集編集委員会委員
2013~2014年度 IT委員会委員長
2013~2014年度 理事
2013~2015年度 論文集委員会 SI部門アソシエイトエディタ
2015~2017年度 論文集委員会 SI部門エディタ
2016~2017年度 SI部門運営委員
2019~2020年度 SI部門運営委員
2019年 システムインテグレーション部門講演会 副実行委員長


さかぐち たけし
阪口 健 君(正会員)
次世代ロボットの典型例であるヒューマノイドおよびそのシステムに関する実証的研究開発について優れた実績がある.また,SI部門自動化システム部会の委員として長年活動し,部会三役を歴任する中で会誌編集委員やSICE Annual ConferenceのTrack Chairなどを担当した.論文集委員会担当理事としてAE制の導入および新査読システムにおける電子投稿パートの完成に尽力し安定運用に導いた功績は大きい.その後も各種委員を継続していること,先端技術を平易に解説する記事を執筆していることから,今後も分野啓発への貢献が期待できる.

略 歴
1987年3月 大阪大学基礎工学部機械工学科卒業
1989年3月 大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程修了
1993年3月 大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了,博士(工学)
1993年4月 通商産業省工業技術院機械技術研究所研究官
1997年10月 同 主任研究官
2001年4月 (独)産業技術総合研究所主任研究員
2015年4月 (国研)産業技術総合研究所主任研究員(現在に至る)

本会関係
2007年度~ SI部門自動化システム部会委員
2008年度~ SI部門空間知部会委員
2009~2010年度 会誌編集委員会委員(SI部門副主査・主査)
2011~2012年度 常務理事(論文集委員会兼産業論文副委員長・委員長)
2012年度 企画委員会委員
2013年度 論文集委員会幹事
2013~2014年度 学会賞委員会委員,フェロー選考委員会委員
2015~2016年度 Annual Conference 2016 (SICE 2016) 実行委員会委員
 

たにかわ たみお
谷川 民生 君(正会員)
長年にわたりシステムインテグレーション技術およびマイクロロボティクスに関する先駆的な研究を行ってきた.ロボット関連研究にとどまらず,センサネットワーク研究,さらには,東日本大震災の被災地支援を通じて,社会システムデザインといった,Society 5.0につながる研究フィールドへと研究分野を広げ,幅広い分野において多くの成果を発表してきた.また本会活動としては,SI部門部会主査,会誌編集委員,学会理事等を歴任し,SICEおよびシステムインテグレーションに係る研究の活性化に大きく貢献した.

略 歴
1993年3月 筑波大学大学院理工学研究科修士課程修了
1993年4月 工業技術院機械技術研究所入所
1998年10月 大阪大学にて博士号取得,博士(工学)
2001年4月 産業技術総合研究所知能システム研究部門主任研究員
2003年4月 経済産業省製造産業局産業機械課情報推進係長(出向)
2004年4月 産業技術総合研究所知能システム研究部門主任研究員
2012年4月 産業技術総合研究所知能システム研究部門上級主任研究員
2013年4月 産業技術総合研究所知能システム研究部門研究グループ長
2015年4月 産業技術総合研究所情報・人間工学領域研究戦略部研究企画室長
2017年4月 産業技術総合研究所情報・人間工学領域人工知能研究センター副研究センター長(現在に至る)

本会関係
2007~2009年度    会誌編集委員
2008~2009年度    SI部門安全回復システム部会主査
2014~2015年度    SI部門安全回復システム部会主査
2014~2015年度    計測自動制御学会理事
2015~2016年度    SICE Annual Conference 2016 (SICE2016) 実行委員
2019年度~現在           SI部門安全回復システム部会主査