研究・開発・教育啓蒙・管理運営その他の活動を通じて,本会の関与する分野の学問技術の発展に顕著な功績のあった会員を顕彰するために設けられた「フェロー制度」による第32回のフェローが,新井健生君,新井史人君,太田快人君,鈴木達也君,松村基史君の5君に決定した.

あらい たつお
新井 健生 君(正会員)
 公的研究機関および大学機関において,多くのロボット等のシステム化技術に係るプロジェクトを遂行し,国内のロボットエ学に大きく貢献した.ロボットの分野としても,バイオ分野や建設分野,さらには,人とのインタラクションに係る,安全関係の分野等,ロボット技術のみではなく,社会課題を有する幅広い産業分野に係る関連研究に携わっており,学術,産業界双方に大きな貢献をされている.本会への貢献においても,本会関連の多くの講演会委員や,部門部会の主査等を歴任し,部門運営に大きく貢献している.

略 歴
1975年 3月 東京大学工学部計数工学科卒業
1977年 3月 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
1977年 4月 通商産業省工業技術院機械技術研究所研究員
1986年10月 東京大学工学博士(論文博士)授与
1992年 4月 機械技術研究所自律制御研究室長
1997年4 月 大阪大学大学院基礎工学研究科教授
2017年 1月 電気通信大学客員教授(現在に至る)
2017年 3月 大阪大学退職,大阪大学名誉教授
2017年 4月 北京理工大学教授(現在に至る)

本会関係
1990~1991年度 事業委員会委員
1990~1991年度 論文集委員会(制御技術小委員会主査)
2002~2003年度 SI部門安全回復システム部会主査
2003~2005年度 SICE共催国際会議SSR実行委員長
2003~2005年度 学術講演会プログラム委員
2005~2006年度 SI部門表彰委員
2008~2020年度 SI部門講演会オーガナイザ

あらい ふみひと
新井 史人 君(正会員)
 長年に渡りマイクロ・ナノメカトロニクスを基盤とするシステムインテグレーションに関する最先端の研究開発活動を続け,高い成果を挙げている.本会では多くの発表実績があり,論文賞など複数の賞を受賞している.また,多数の特許を出願し,大学発ベンチャーであるメドリッジを2019年に起業した.本会の運営管理においては,SI部門の副部門長・部門長等を務め,SICEの貢献につながる活動を積極的に推進した.その他,SI部門講演会(SI2015)の実行委員長等,SICEおよびSI部門の活性化に貢献した.

略 歴
1988年3月 東京理科大学大学院工学研究科機械工学専攻 修了(修士)
1988年4月 富士写真フィルム株式会社 入社
1989年10月 名古屋大学工学部 助手
1993年11月 博士(工学)(名古屋大学)
1994年6月 名古屋大学工学部 講師
1998年4月 名古屋大学大学院工学研究科 助教授
2005年10月 東北大学大学院工学研究科 教授
2010年4月 名古屋大学大学院工学研究科 教授
2014年4月 名古屋大学未来社会創造機構 教授
(大学院工学研究科 兼任)
2020年4月 東京大学大学院工学系研究科 教授(現在に至る)

本会関係
2014~2015年 SI部門将来計画副委員長,SI部門表彰副委員長
2015年 第16回計測自動制御学会SI部門講演会(SI2015) 実行委員長
2016~2017年 SI部門副部門長,SI部門将来計画委員長,SI部門表彰委員長
2018~2019年 SI部門部門長
2020年~ 特命顧問

おおた よしと
太田 快人 君(正会員)
 ロバスト制御ならびにネットワーク化制御の理論および応用に関して,多くの実績を挙げている.特にL1 制御,拘束系の不変集合,ネットワーク化制御への情報理論の適用について重要な研究を行っている.本会の管理運営においては,副会長,国際担当理事,制御部門長,関西支部長を務めたほか,英文論文誌の編集に貢献している.また,IEEE CDC のGeneral Chair を務め,IEEE CSS での日本制御界の地位向上にも貢献した.

略 歴
1982年3月 大阪大学大学院工学研究科前期課程修了
1983年7月 大阪大学大学院工学研究科攻後期課程中退
1983年8月 大阪大学工学部助手
1991年4月 大阪大学工学部講師
1994年2月 大阪大学工学部助教授
1998年4月 大阪大学大学院工学研究科助教授
1999年7月 大阪大学大学院工学研究科教授
2006年4月 京都大学大学院情報学研究科教授
この間,1986年9月~1988年4月までマサチューセッツ工科大学客員研究員

本会関係
1995~1996年度 会誌編集委員
1997~1999年度 制御理論部会アドバンスト制御研究会主査
2000~2002年度 制御部門複雑非線形系の制御に関する調査研究会主査
2001~2002年度 制御部門広報副委員長,委員長
2004~2005年度 制御部門制御理論部会副主査,主査
2007~2008年度 制御部門副部門長,部門長
2007~2011年度 SICE JCMSI Associate Editor
2008~2009年度 理事(国際委員会担当)
2010~2013年度 代議員
2012~2014年度 SICE JCMSI Editor
2013~2014年度 関西支部,副支部長,支部長
2015年度~ SICE JCMSI Editor-in-Chief
2016~2017年度 副会長
2017年度~ 代議員

すずき たつや
鈴木 達也 君(正会員)
 ハイブリッドシステムモデルに基づいた行動解析(特に自動車運転)において顕著な業績を上げた.これらの成果は,論文賞,国際会議での受賞,高引用数論文,解説記事執筆という形で,学術界で高く評価されている.さらには多くの共同研究へと発展し,JST未来社会創造事業での採択に至った.また,電動車両のバッテリーを活用したエネルギーマネジメントとモビリティの融合においても顕著な業績を上げ,JST, CREST のEMS領域において,最強チームの一つを率いる研究代表者として貢献した.本会での運営面においては,本部理事,システム・情報部門長,中部支部長,論文集委員会委員長,JCMSI Editor,SICE2013 Program Chair 等を務めた.SICE2013では,初めてフルペーパー査読を導入し,現在のSICE-ACの論文投稿形態のベースを構築した.

略 歴
1991年3月 名古屋大学大学院工学研究科電子機械工学専攻博士課程後期課程修了(工学博士)
1991年4月 名古屋大学工学部電気学科助手
1995年4月 名古屋大学工学部電気学科講師
1998年9月~1999年8月 カリフォルニア大学バークレー校機械工学科客員研究員
2000年4月 名古屋大学大学院工学研究科機械理工学専攻助教授
2006年4月~現在 名古屋大学大学院工学研究科機械理工学専攻電子機械工学分野(2017年に機械システム工学専攻に改組)教授
2012年4月~2015年3月 理研-東海ゴム人間共存ロボット連携センターロボット制御研究チーム チームリーダー(兼務)
2015年1月~2019年12月 JST CREST 研究代表者(EMS領域5最強チームの一つ)
2019年4月~現在    名古屋大学未来社会創造機構・モビリティ社会研究所長(兼務)

本会関係
2001年1月~2003年12月 論文集委員会委員
2004年1月~2005年12月 会誌編集委員会委員
2007年1月~2007年12月 システム・情報部門離散事象システム部会主査
2008年1月~2008年12月 システム・情報部門副部門長
2009年1月~2009年12月 システム・情報部門部門長
2011年1月~2016年12月 JCMSI Editor
2012年1月~2013年12月 理事(論文集担当)
2013年 SICE Annual Conference Program Chair
2015年1月~2016年12月 理事(AC担当)
2016年1月~2016年12月 中部支部副支部長
2017年1月~2017年12月 中部支部支部長

まつむら もとふみ
松村 基史 君(正会員)
 長年にわたり国内外向け電力・エネルギー機器および計測・制御・監視システムの技術企画と開発に従事し,計測・制御・保護の分野においてマイクロプロセッサを適用したディジタル化システム技術の実証・実用化,さらには国際標準化など産業界における最新技術の適用・普及に大きく貢献した.また本会の管理運営においては,副会長・会長として企業出身者の視点からリーダーシップを発揮し,中期事業計画の推進,特に海外学術団体との連携強化,および事務局業務の効率化に尽力した.

略 歴
1978年3月 東北大学工学部通信工学科卒業
1978年4月 富士電機製造(株)〔現富士電機(株)〕入社
            変電系統システムの技術企画・研究開発及びエンジニアリングに従事
1998年8月 同社 電力事業本部電力技術部長
2001年4月 同社 電力事業本部電力流通システム事業部長         
2004年6月 富士電機システムズ(株)取締役(情報,電力・産業,放射線等の計測・制御システム統括)
2008年6月 同社 常務取締役 兼スマートグリッド室長(オートメーション,再エネ事業統括)
2010年4月 富士電機(株)執行役員(欧米事業,マーケティング担当)
2012年4月 同社 同 パワエレ機器本部長
2016年4月 同社 顧問(現在に至る)
2016年6月 メタウォーター(株)取締役(現在に至る)

本会関係
2017年度 企画委員会委員長
2017年度 国際標準化委員会委員長
2017年度 副会長
2017~18年度 総務・財務委員会委員
2018年度 会長
2019~20年度 代議員