主 催

計測自動制御学会

企 画

教育・認定委員会人材育成WG  

 計測自動制御学会では2006年から12年間に亘り実用性のある高度な計測制御技術の伝承を第一の目的として,塾形式の教育プログラムを年度毎に開催してきました.これまでに輩出した修了塾生は400名を超えました.修了塾生は各種プロセス制御分野の中核となり産業の推進エンジンとなっており,各界から高い評価を受けています.塾の理念は「制御の現場と理論の整合」であり,現場がわかり,自立でき,そして社外人脈を活用できる人材の育成に力点が置かれています.今日なお塾の継続開催の声が産業界に多く,この期待に応える形でのプロセス新塾開催案内です.3年間の時限企画とし,目標100名の骨太技術者育成計画の初年度募集案内です.
 本年度からはさらに指導内容をパワーアップし,「制御システム現場での課題」を突破する「ものの考え方」の伝授をも意識します.すなわち,型に嵌まって居てものの本質を掴めるか?定説だけが唯一の解決策か?もっと自由度は無いものか?いま採るべき選択肢は何か?どう考えれば未経験の課題を解決できるか?十分条件より必要条件を深く捉えるとベターな方法を創出できる事実もあり,工学の現場を忘れず原点を見失うことが無い様,自分の眼で見て,課題を突破するセンスと力をあわせて塾生に伝授したい.

 塾長は北森俊行 東京大学名誉教授SICE元会長(第33期)です.また副塾長を本多敏 慶應義塾大学名誉教授SICE元会長(第54期)が務め,両輪で“新塾‐考究”を主宰戴きます.そのもとでプロセスの制御計測の産業界・学界のトップレベルの講師陣が指導いたします.
 本年度(2019年6月~2020年3月)は①通信講座(各講師陣が作成した合計1,000ページを超えるテキストを受講生各自が学習し,課題に解答し理解を確認する)と,②5回のスクーリング(宿泊つき研修によって実習を含めた講師・塾生間のインタラクティブな講義と討論を行う)の両者によって,実のある成果が得られるように工夫致します.また,③講師を交えたプロセス工場現場の見学を2回実施致します.さらに④各回必ず技術交流会を,講師を交え夕刻に実施し,SICEプロセス新塾人脈ネットワークGEN: Good Engineers Networkの構築を目指します.⑤プロセスの安全に関するパネルデスカッションを実施します.また⑥受講生間での理解相互確認機会をスクーリング時に設定し,受講生の講座理解を促進・支援します.⑦学習が卓越したスーパー受講生が居た場合,これを3名の範囲で顕彰します.なお従前通り,⑧修了者はSICE「計測制御エンジニア補」資格認定試験(*注2)の試験免除合格者(予定)となります.当講座は国内98の工学系学協会が所属する日本工学会(1879年創立)のECEプログラム(*注1)に認定されており,⑨一定の基準を満たした修了者にはECEプログラム修了認定証(認定番号付)が合わせて授与されます.さらに⑩講師陣が引率し京都地場産業見学/研修を実施します(10月). GENの強化を意図しています.⑪「ものの考え方について」考究すべくパネルデスカッション等を実施します。 応募要領および申込みについては下記をご参照ください.

■講師陣:(敬称略)

塾長:北森俊行(東京大学名誉教授)
副塾長:本多 敏(慶應義塾大学名誉教授)
講師:伊藤利昭(元名古屋工業大学),重政 隆(東芝三菱電機産業システム(株)),小河守正,
鈴木 剛(元東洋エンジニアリング(株)),富田芳生(元横河電機(株)),加納 学(京都大学),
橋本芳宏(名古屋工業大学),奥津良之(アズビル(株)),石田 尚(東芝三菱電機産業システム(株)),
佐々木尚史(横河電機(株)),大木隆平(元IHI),茂森弘靖(JFEスチール(株)),
鷲北芳郎(新日鐵住金(株)),伊勢居良仁(新日鐵住金(株))ほか.

■期 間

2019年6月(開校)~2020年3月(修了)

■募集条件

・ プロセス制御・計測の分野での経験(企画・開発・設計・実装・保守など)が10年程度あること.
・ 通信教育講座(自己学習,なお課題は毎回提出)を行いスクーリングに原則としてすべて出席可能なこと.

■通信講座とスクーリング概要,日程,場所,講師

通信講座は配本されるテキストを自己学習(出題された課題に回答し毎回提出)します.スクーリング日程は以下のように確定ですが,講座名および講師は変更されることがあります.

●1回目:6月7日(金),8日(土) 日吉(慶應義塾大学 来往舎)
・開校式と塾長講義/現場と理論の整合性 北森俊行塾長
・産業の発展とプロセス制御の役割    伊藤利昭講師
☆“考究” パネルデスカッション 座長 本多敏副塾長
・プロセス制御の基礎 重政 隆講師
・PID制御の実際 富田芳生講師
(理解相互確認タイムA)
●2回目:7月19日(金),20 日(土)(愛媛県今治市)
・計装の基礎と実例 鈴木 剛講師
・モデル予測制御の実際 小河守正講師
・プロセス制御のための化学工学演習 橋本芳宏講師
・工場見学(太陽石油(株)四国事業所様)
●3回目:10月11日(金) ,12日(土) 京都(京都大学楽友会館)
・プロセスのモデリング 加納 学講師
・計測の理論と実際 本多 敏講師
・調節弁技術の理論と実際 奥津良之講師
・京都地場産業見学/修学 全講師(予定)
●4回目:12月13日(金),14日(土)日吉(慶應義塾大学 来往舎)
・プロセスにおける電動機制御 石田 尚講師
☆安全パネルデスカッション 座長 伊藤利昭先生
・電力プラント計装の実際 大木隆平講師
・製紙プロセスでの計測と制御 佐々木尚史講師
(理解相互確認タイムB)
●5回目:2020年3月13日(金),14日(土)(兵庫県加古川市)
・鉄鋼プロセスの計測技術 伊勢居良仁講師
・板圧延制御技術の進歩と展望 鷲北芳郎講師
・鉄鋼製品の品質管理への統計的手法の応用 茂森弘靖講師
・工場見学((株)神戸製鋼所 加古川製鉄所様)
(理解相互確認タイムC)
・修了式 北森俊行塾長

■募集人員

約40名 ※応募者が多数の場合,人材育成塾WGにて調整選考を行うことがある.

■参加費用

18万円/人
講義のテキスト代,スクーリング宿泊費を含む.交通費は含まず(各自負担).支払い方法は, 別途連絡.
※支払いは前期分9万円(8月迄),後期分9万円(10月以降3月迄)の2回に分けることができます.

■申込締切

2019年5月10日(金)→ 2019年5月27日(月) 延長しました

■申込先

「SICEプロセス新塾2019受講希望」と表記し,塾生の氏名,ふりがな,連絡先(〒,住所,所属,部署名),電話,FAX,E-mailを明記してください.
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-11-9 金子ビル4階
(公社)計測自動制御学会 SICEプロセス新塾係
E-mail:office_educ@sice.or.jp までメールにてお申し込みください.問い合わせは電話(03)3292-0314,FAX(03)3292-3145 担当迄.

(注 1)ECE高度技術者教育プログラム(Engineering Capacity Enhancement Program)の略称であり,①プロフェッショナルとしての専門能力の向上,②多様性を受け入れ,異分野技術を取り入れていける能力の向上,③グローバルな競争力の強化に寄与できる能力の向上,④社会人基礎力の向上,の各到達目標を満たす良質な技術者教育プログラムを指す.認定プログラム修了者は日本工学会HP上に認定番号と氏名が掲載される.(日本工学会HP)
(注 2)計測制御エンジニア(計測制御エンジニア,計測制御エンジニア補,計測制御エンジニア(アカデミック)の三種)とは(公社)計測自動制御学会が認定する技術者資格を指す.(詳細はこちらを参照)